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自然気胸治療体験記 2日目

突然の胸痛と呼吸困難から一夜明け、心の中で「ぐっすり一晩寝たし、もしかして治ってるんじゃないか?」などと密かに期待をして起きましたが、布団からでるとやはり胸に違和感があります。
さすがにこの状態で放置して自然に治るとは考えにくいので、自宅の数件隣にある診療所に行くことしました。しかし、昨日より状態は悪化していて診療所まで僅か数十メートル歩くのが辛い!ゆっくりと休みながら歩けばなんとか歩ける程度です。
ようやく診療所に到着し、診察室に通されて状態を医者に説明しました。とりあえずレントゲン撮影をし、現像されたレントゲンを見て医師は私にこう告げました。「あなたの右の肺は萎んで機能していません。詳しく調べるため大きな病院を紹介するのでそちらに行ってください」それを聞いて一瞬で頭が真っ白になりました。まさか肺癌か?機能していないって言うことは一生治らない?まさかもう長くないのかとさえ思いました。
今思えば医師はレントゲンを見た時点で肺気胸の可能性があることが分かっていたんじゃないかと思いますが、その時は病名など詳しい事は聞かされませんでした。
まったく医者というものは患者を脅かすような言い方を平気でするものです。どちらにしてもその診療所では治療ができないので、言われた通りに紹介状とレントゲン写真を携え大学病院に行くことにしました。
病院に行くとすぐにCTスキャンの機械がある部屋に通されます。生まれてはじめてのCTスキャン撮影をし、その後外科医の説明を受けると、そこでようやく「右自然気胸」という病名が告げられました。肺気胸など初めて聞く病名に戸惑うと共に肺ガンでないことにホッとした瞬間でした。
医師に「自然気胸」という病気についての詳しい説明と治療法についての説明を受けました。
医師からの説明を完全には覚えていませんが、大体このようなことを言われたと記憶しています。

1、気胸とは肺に穴が空いて空気が漏れる病気であり、その気胸の中でも自分は「自然気胸」という自然に肺に穴が空いてしまう病気で、右肺がその状態であること。

2、生まれつき肺の壁が薄いため発症した可能性があること。

3、自然気胸は若い男性で痩せ型の人に多く発症すること。(まさに私は当時24歳男性、身長172センチ体重52キロの痩せ型とぴったり当てはまる体型でした)

4、この後、右の脇の下あたりからチューブ(ドレーン)を差込み、胸腔と呼ばれる空間から空気を吸引して肺を膨らませる治療を行って様子を見ること。

5、場合によっては手術をうけることになる可能性もあること。

6、開胸手術を受けずに治った場合は再発の可能性があること。

説明を受けた後、ベッドのある治療室に移り、先ほど聞いた通り右の脇の下のあたりに穴を開けるため、局所麻酔をして何やら棒のようなものを押し込まれました。
グイグイと力いっぱい押し込んでいるので、麻酔が効いて痛くは無いけれどもかなりの衝撃がありました。
ドレーンと呼ばれるチューブを胸腔まで差込んで、もう一方を機械に繋げて空気を吸い込んでいます。
胸腔に漏れた空気を吸い込みその影響で肺が膨らみ始めたのか、だんだんと息苦しさが無くなってくる気がしました。
その後6人部屋の病室に移されましたが、ただひたすらジッと寝て自然に肺に開いた穴が塞ぐのを待つだけです。生まれてはじめての入院で緊張しましたが、なんとか病院生活初日が終わろうとしています。
幸い肺気胸は食事制限がないので同室の糖尿病の患者さんと違い、普通の食事ができるのがありがたいです。

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