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自然気胸治療体験記 その後

右肺自然気胸が突然発症し、入院。胸腔ドレナージと呼ばれる脇腹からチューブ(ドレーン)を差し込んで肺から漏れた空気を吸い込み、肺を膨らませる治療を受けました。開胸手術をせずに、1週間安静にしていただけで退院したわけですが、高い確率で再発の可能性も残っています。
正直、退院後はまたいつ突然気胸が発症するかもしれない恐怖心がありました。当時特に気をつけていたことは、激しい運動を極力行わないようにすることでした。少し走っただけでも気胸のトラウマが付きまとっていました。
自然気胸という病気は早い人は数ヶ月で再発すると聞いていたので退院後しばらくは駅の階段を上るにも、坂道を歩くにも細心の注意を心がけていました。極端なことを言えば普通に歩く時もなるべくゆっくり歩くように心がけていました。そんな生活を続けて1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月と過ぎ、気胸で入院してから1年ほどたったある時、飛行機に乗る機会がありました。ある人の話で上空の気圧変化で気胸が発症することがあるらしいと聞いていたので早速当時の担当医に電話で問い合わせていました。すると答えは意外にも問題ないというものでした。とは言え実際飛行機が上昇し、気圧が変化していく瞬間には緊張したのを覚えています。もちろん何事も無かったわけですが、気胸入院から3年くらいはそのような心配が常に付きまとっていました。たしか退院時に担当の医師からは3年再発が無ければ大丈夫と言われていたと思います。
さらに時が経つにつれ、自然気胸であった自覚が薄れていき、もう今ではドレーンを差し込んだ脇腹の傷跡もほとんど目立たなくなりました。あの1週間の入院生活が遠い昔の思い出になりつつありますが、過去に自然気胸を患っていたことを忘れないようにしなければなりません。それまで日常生活で肺が正常に機能しているという事を実感しながら過ごすことはありませんでしたが、このときばかりはほんとうに健康であることのありがたみを実感しました。

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