スポンサードリンク



肺気胸の分類

肺気胸という病気は次のように何種類かに分類されます。

■自然気胸(原発性自然気胸・続発性自然気胸)
■外傷性気胸
■医原性気胸
■月経随伴性気胸


自然気胸

自然気胸とは文字通り何もしていないのに自然に肺に穴が開きパンクしまう病気です。自然気胸には原発性自然気胸と続発性自然気胸があります。主に胸痛・呼吸困難などを引き起こします。
   
原発性自然気胸
突然肺に穴が開いて起こる気胸のことで、自然気胸のほとんどがこの原発性自然気胸です。
肺の嚢胞(のうほう)という袋が破けてしまうことが原因で起こります。20歳前後から30歳くらいの背が高く、痩せ型で胸板の薄い男性に多く発症する傾向があります。左右どちらかの肺に多く発症するということはありませんが、稀に左右の肺が同時に気胸になる場合もあります。
女性の発症はかなり少なく、男女比は7:1とも10:1とも言われています。女性もやはり背が高く、痩せ型の人が発症しやすい傾向があります。

続発性自然気胸
健康な人が突然発生する原発性自然気胸に対して、肺気腫、塵肺などもともと肺に病気がある人が起こす気胸のことです。高齢者に多く、体形による特徴はありません。

外傷性気胸

事故等で肺が圧迫されたり、折れた肋骨が胸膜を破ることなどによって生じる気胸です。交通事故やスポーツ、暴行による極度の圧迫・衝撃などが原因となります。
症状や治療法も自然気胸と同様で、軽度の場合は安静にしていれば自然に完治します。ただし、自己判断はたいへん危険なので必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
通常の場合は、肺から空気を抜く脱気療法や胸腔ドレナージを行います。また、重度の場合は嚢胞を切除したり縫縮する手術を行います。

医原性気胸

注射や鍼治療など医療行為に伴い生じる気胸です。医原性の気胸は再発しにくいと言われています。

月経随伴性気胸

女性特有の気胸で、月経開始前後に起きる特殊な気胸です。ほとんどの場合右側の肺で起こります。
生理のときに横隔膜に穴が開き、そこから空気が胸膜腔に入ります。この穴は子宮内膜が横隔膜に入りこみ生理の周期ごとに横隔膜に穴を開け、下から空気が入ります。月経随伴性気胸の治療法は、横隔膜の子宮内膜迷入部を切除して縫いあわせます。

スポンサードリンク